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今年を振り返って

 月日のたつのは早いもので、前回のエントリからぼやぼやしているうちに、今年もあと2日と少しを残すのみになってしまいました。そこで〆として、今年を振り返ってみたいと思います。振り返ってみると、公私ともに停滞していたなあ、というのが正直な感想です。

 まず研究面について。新しく公表した論文・評釈ともになく、博士論文を手直しした連載が1本のみ。あとは通信教育部の機関誌や勤務校父母会向けの機関誌など、エッセイのようなものが数本のみでした。とてもとても「研究者」と呼べるような状況ではありません。恥ずかしい限りです。

 敢えて言い訳をすると、どちらかというと教員としての活動に力を入れていた(=入れざるを得なかった)ので、どうしても研究に割く時間が少なくなってしまったというのもあります。
 勤務校関係では、企業法総論の講義が3年目、会社法の講義も2年目となり、勢いで突っ走っていた時には見えなかったボロもあちこちに見えてくるようになりました。また、ソクラテス・メソッドの講義や通信教育部の短期スクーリング(3日間で1科目を話しきる)を初めて担当し、その難しさを思い知りました。
 加えて、初めて法学部ではないところで講義を担当させていただいて、自分の講義がいかに文脈に頼り切っていたのかということを思い知らされました。
 そういった諸々のことへの対応で手一杯になってしまって、研究面が疎かになってしまったことは否めません(いや、それではいけないのですが)。さらには演習(ゼミ)の準備も不十分になってしまい、参加学生には申し訳ないと思っています。

 正直に言うと、いとうY先生のブログでも問題提起されているように、大学の授業でどこまで社会実践を視野に入れなければならないのか、未だに手探りの状態が続いています。学生のインターン経験報告などからも分かるとおり、講義や演習なんかよりも実務経験の方が学生にとっては数倍面白いのでしょうし、教員がいくら頑張ってみたところで社会に出ることを目指している学生に実務以上のことを伝授する自信はありません。「では基礎的なことを教えればよいではないか」という意見はもっともなのですが、基礎的なことをやり始めるとあまり面白がってくれない、というのがつらいところで、来年もこの手探りがまだまだ続くことになるのかもしれません。

 私生活の方でいえば、今年はサッカー・フットサルの審判活動から遠ざかってしまいました。ともに片手で足りる程度しか行っていません。で、技量が落ちて、自信がなくなって、ますます遠ざかるという悪循環になっています。一つには健康不安・体力不安が強かったという点があります。この点は、トレーニングをもっと積極的にやらなければならないだろう、と思っています。とりあえず走ることから始めないといけないな、と感じています。
 夏休み以降、長期的に体力的・精神的に不安定になってしまったのも、やはり体力不足が大きな要因になっているのではないかと思いました。とくに11月後半以降、冬休みに入るまで半病状態が続いてしまい、それがいろいろなところへの悪影響につながってしまいました。まだまだ未熟だなあ、と強く感じます。

 今年のブログは、この記事で打ち止めにしたいと思います。来年については、また新しい非常勤をお引き受けすることになったり、留学に出られる先生の演習をお預かりすることになったり、原稿の締切りが迫っていたりといろいろありますが、今年よりはもう少し前向きになれたらいいな、と思っています。(もっとも、自虐的な芸風なので、どこまで前向きになれるか分かりませんが…) まずはESPさんのブログにもあった「1日30分!」から始めましょうか。

 このブログをお読みの全国20人(←5人増えた(^^))の読者のみなさん、今年一年、いろいろとお世話になり、本当にありがとうございました。来るべき平成20年が、みなさんにとって良い一年となりますように。

では、よい歳をお迎えください。

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Comments

こんにちは。20人の読者に入っているのでしょうか、伊藤です。様々なことについて、あきらめない・手を抜かない・開き直らないところが久保さんらしいところで、いつも関心させられています。来年も、身体と折り合いをつけながら、久保さんの道を歩まれる姿を見せていただければと思います。それでは、来年もよろしくお願いします。

Posted by: いとうY | December 29, 2007 at 03:58 PM

20人の中に入っていれば幸いのESPです。
記事のご紹介・トラックバックありがとうございました。

先生の勤務校は学内行政の負担も大きいので、なかなか研究に没頭できる環境ではありませんが、今後とも先生のご活躍をお祈りします。

それでは、来年もよろしくお願いいたします。

Posted by: ESP | December 30, 2007 at 07:07 PM

今年はお世話になりました。
来年度もM&Aゼミのほうでよろしくお願いします。

Posted by: 田中 | December 31, 2007 at 06:26 PM

今年は、ブログに慣れていなくて失礼ばかりしてすいませんでした。私の今年一番の幸福は先生のような素晴らしい先生とブログを通して会話が出来た事です。実際、目の前だとやっぱり怖くて何も話せ無いのが現実です(*^^*)この間、感動した事が有ります。29日に何気なくテレビをつけたら某番組の未来図鑑の中で色々な研究者の方々が出ていらして苦労の姿を見ましたその中で「研究者の命は情熱です」と聞いて研究の中で試行錯誤している姿にとても感動しました。地方にいるとテレビドラマの大学の先生はいつも華やかに写っていますでも、とても大変なお仕事なのだと改めて尊敬の念です。来年もどうか先生の益々のご活躍をご祈願いたしております。よいお年をm(__)m

Posted by: 新潟人 | December 31, 2007 at 08:00 PM

>いとうY先生
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。まあ、20人というのは「少ない読者」の婉曲表現ですので、お気になさらずに(^^)。

なんだか過分のお言葉をいただいてしまったのですが、私自身は「結構あきらめてる・結構手を抜いてる・言い訳ばかり」のダメダメ生活だったので、少しでもいとうY先生の評価に近づけるよう頑張りたいと思います。

>ESPさん
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。20人については、以下同文ということで(^^)。

まあ確かに勤務校はいろいろ大変なのですが、それでもきちんと研究なさっている先生もいらっしゃるわけで、やっぱり理由にならないなあ、と思うわけです。頑張らねば…。

>田中くん
明けましておめでとうございます。ゼミ被害者なのに、やさしいお言葉ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

>新潟人さん
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
そうなんです。世間のイメージと実際の仕事は全然違うんです。決して権力闘争ばかりではないんですよ…(^^)

Posted by: くぼ | January 02, 2008 at 10:23 PM

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