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横書きの功罪

おととい・昨日と、ロースクール入試の採点のお手伝い。内容に関してはあまりいえないのですが、いろいろといいたいことはあります。条文をきちんと読みなさい、というのもあるのですが、それ以上に「文字はきちんと書きましょう」ということ。

もちろん制限時間の中で書きたい事を書ききろうとするために文字が乱れるということもあるのでしょうから、こちらとしては一生懸命読み取ろうとするわけですが、それでもどうしても読めないものというものはあるわけで、文字に対して殺意を覚えるときもあります。もちろん、それによって点数そのものを下げないようにはしていましたが、影響が全くないかといわれると自信がないわけで、微妙なところで非自覚的に悪いほうに転んでいる可能性がないわけではありません。

それともうひとつ文字に関して言うと、「横長に書かれてしまう結果、読みづらくなる」という現象が増えたように思います。たとえば「認」の字が「言忍」というように別の字に読めてしまう結果、一瞬「なんだ?」と思うことが多くなったように感じるのです。これって、横書きになっているから起こる現象ではないかと思います。文字はだいたいにおいて左から右に書いていくので、縦書きの場合には横幅が決まっている結果、一文字の占めるスペースはだいたい正方形にまとまる。ところが横書きの場合、横幅が決まっていないので、意識しないと文字の形も横長に広がっていくように思います。

横書きというのは右利きの人にとっては書きやすいのでしょうし(左利きの僕にしてみれば迷惑千万ですが)、生理学的に見ても理に適っていると聞いたことがありますが、横長文字の出現は、数少ない「罪」のほうなのかもしれません。

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